この物語はフィクションです。

richardkoshimizu's blog 魔界2のさわりです。より

「人を殺す計画」があるとき、あの連中は、必ず生命保険を絡めて儲け、そのカネを「仲間」に配分することを約束する。

とんでもない金額の報酬を約束された一味は、なんとしても、Kの暗殺を成功させようと躍起になる。何しろ、手付金だけでもびっくりするような金額だった。それで車も買ったし、キャバクラにオンナもできた。

公共交通機関の事故による死亡であれば、誰にも疑われない。巨額の保険をあちこちに掛けても、警察が動いたり、生保が支払いを拒否したりすることはない。旅行保険といった便利なものもある。短期間の掛け金で、巨額の保険金が下りてくる。

通称ボロサリ〜ノなる「組織」の幹部に懇切丁寧に計画の説明を受けた一味は、「これなら絶対大丈夫だ」と得心する。過去の数多の成功事例を聞かされて、さらに成功の確信を深める。そして、安心して、ボロサリ〜ノの描いたシナリオどおりに事を進める。

全てがうまくいくはずだった.....だが.....

何もかも失敗した今、一味は、警察が「保険」に気がつくことをひどく恐れているのであった。

そして、同じ交通機関に乗る予定の他の複数の人物にも、会社が受取人の旅行保険が掛けられ....



気になりすぎるコメント

福知山線と保険の関係....
いやなんでもないです。

richardkoshimizu 2008/07/26 16:57

いや、何でもないことは無いんではないでしょうか…。
もはやフィクションの域を越えているのでは?この話の続きがとても気になります。
前作の小説「魔界」はこちらで手に入れることができるみたいです。